こんにちは。代表の杉山です。 突然ですが、あなたの病院、介護施設は人事評価制度を正しく、公平に運用されていますか?
人事制度を正しく運用すると考えると、「仕組み」を整えることに目が向きます。仕組みを整備することは大切ですが、それ以上に重要なのは、人事評価制度の意義や目的を正しく理解し、運用することです。
多くの人は「個の評価」だけにフォーカスしてしまいます。人を評価する制度であるため、そうした見方も一理ありますが、本来の意義や目的から考えると、「組織の未来に向けた成長・発展」のためにあると私は考えています。
昨年、東京都昭島市にある竹口病院様の人事評価制度構築をサポートさせていただきました。約6ヶ月にわたるプロジェクトが、5月に無事完了しました。本プロジェクトが計画通りに進行し、成功に至ったポイントを、以下に共有させていただきます。
1. 人事制度構築の意義・目的を院長が理念、行動指針をもとにキックオフ 最も重要なポイントは、院長が自らの言葉で、病院の未来を築くための制度であることを念頭に、理念や行動指針と一貫した制度を作る方針を掲げ、キックオフしたことです。これにより、ブレない人事評価制度とブレない経営につながります。
2. プロジェクトメンバーは将来を担うメンバーが選出 他の病院の人事制度構築もサポートしてきましたが、今回のプロジェクトメンバーは病院の将来を担う中間管理職や監督者が選出されました。これには院長の意図があり、今回の人事評価制度が将来にわたって活用できる制度を当事者意識を持って作り上げることを目的としています。本当に素晴らしいメンバーに恵まれました。
3. 人事評価だけでなく、日常の業務を通じて成長できる制度を構築 今回の制度改訂のポイントは、行動指針に基づいて職員が日常の業務で遂行できるような仕組みを作り上げたことです。これにより、目標達成の結果だけでなく、日常の行動も評価の対象になる仕組みを作りました。
以上、3つの成功のポイントをお伝えしました。
人事評価制度が形骸化しないためには、今後の運用が最も大切です。人は今まで慣れ親しんだ仕組みを好み、変化を嫌う傾向があります。過去を踏襲することも大切ですが、未来の成長のためには変化し続けることが重要です。
当機構は顧客の未来の成長のために、人事評価制度構築をサポートしております。 研修や講演、組織活性化コンサルティングに関するご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。