今回、茨城県精神科病院協会会員様より「パワーハラスメント」をテーマにした講演会のご依頼をいただき、「新たな病院経営の基盤を築く!信頼と安心のパワーハラスメント予防」というテーマで、お話させていただきました。
講演後、参加者から多くの質問をいただきました。
病院でのパワーハラスメントは、一般の職種と違い、さまざまな関与者が存在しています。病院においては、上司や同僚以外に、医師や看護師などの他職種、または、外部の第三者、患者さんやその家族からもパワーハラスメントを受ける可能性があります。
医師や上司・先輩から社会性を欠く言動を受けたとしても、安全管理上の問題と受け止められ、ハラスメントとして取り上げられにくいという実情があります。
一方、加害者本人に自覚がないまま、パワーハラスメントを行っている場合もあります。部下や後輩に対して行う業務上の「指導」が過剰になり、ついつい言い過ぎてしまうということは誰にでも起こり得ることかもしれません。「良かれと思ってしたこと」が相手によってはハラスメントと感じてしまうことがあります。
「パワーハラスメント」に関する正しい理解をすることで、職員が働きやすい職場環境を、一人ひとりが築くことがとても大切です。
地域、患者さん、家族から信頼される病院経営の基盤を創るために、パワーハラスメント予防は喫緊のテーマです。
茨城県精神科病院協会様、ありがとうございました。