病院経営専門誌『病院経営羅針盤』への寄稿について(掲載:2025年12月15日号)

こんにちは。代表の杉山です。
このたび、病院経営専門誌『病院経営羅針盤』(2025年12月15日号)にて、「病院文化とは何か」をテーマに寄稿しました。

病院経営の現場では、「職員がなかなか動かない」「何度伝えても行動が変わらない」といった悩みが少なくありません。本稿では、こうした課題の背景には制度や数値以前に、組織に漂う“空気”や“当たり前のふるまい”としての文化が存在しているという視点を提示しています。

文化とは、理念やスローガンではなく、日々の挨拶、会議での発言のしやすさ、困ったときに声を掛け合えるかといった、小さな行動の積み重ねによって形づくられるものです。

例えば、「忙しいから仕方ない」という言葉が常態化した職場では、諦めの文化が静かに根づいていきます。一方で、「ありがとう」「助かった」という言葉が自然に交わされる環境では、互いを尊重し支え合う行動が生まれやすくなります。

本稿では、文化が職員の行動を縛るものではなく、むしろ「安心して行動できる安全圏」を広げる仕組みであることにも触れています。失敗を責める文化では人は萎縮し、挑戦を避けるようになりますが、失敗を次につなげる文化があれば、改善提案や主体的な行動が自然と生まれます。

病院経営を支えるのは、制度や仕組みだけではありません。
現場で働く一人ひとりのふるまいが積み重なって生まれる文化こそが、組織の持続的な力になります。本寄稿が、病院や医療組織において「行動が変わる土台」を見直すきっかけとなれば幸いです。

▼株式会社産労総合研究所『病院経営羅針盤』(2025年12月15日号)
https://www.sanro.co.jp/magazine_iryo/rashinban/